「研究に向いてない」の特徴とポイントは?甘えや逃げとの違いも解説

大学院生活

大学院に通っているものの、研究が進まなかったりモチベーションが上がらなかったりして、

やっぱり私、研究向いてないのかも

と思い悩んでいませんか。

実は私も深い悩みを抱えていた人の1人です。

やっぱり私は研究に向いてない…

いや、それって研究逃避のための甘えとか逃げじゃない?

でもやっぱり研究に向いてないかも…

この悩みの無限ループに何年も苦しみました。

「研究に向いてない」の判断基準って難しいんですよね。

答えが出れば気持ちもだいぶ楽になるのに…

私は最終的に院の中退を決断しましたが、何年も悩みに悩んでいろいろな人の話を聞いたり経験をしたりして、「研究に向いてない」の基準が見えてきた気がします。

今回はその経験をもとに、「研究に向いてない」の判断基準について解説したいと思います。

この記事を読めば、

【この記事を読めば分かるコト】

  • 研究には向いていない人の特徴・ケース
  • 「研究に向いていない」と思うのは、本当は甘えや逃げの可能性があるケース
  • 「研究に向いていない」と思ったらやっておくべきこと

こんなことがわかります。

「研究に向いてないかも」と思いながら研究を続けるのは本当に辛いですよね。

でもこの記事を読めば、そんなお悩みが解消されるはずです!

「せっかく院まで進んだのに、研究向いてないなんて…」と落ち込んだり焦ったりすることもあるよね。
でも、たとえ研究に向いてなかったとしても、向いてることが絶対にあるはずだよ。
それを知るためにも、この記事は必見!

研究には向いていない人の特徴・ケース

研究には向いてない人の特徴・ケースって例えば?

研究には向いてない人の特徴・ケースは主に以下の5つが考えられます。

【研究には向いていなさそうな人の特徴・ケース】

  • 1つのことにコツコツと取り組むのが苦手
  • 研究対象に、あまり自発的に疑問を投げかけられない
  • 自己管理をするのが得意ではない
  • 上手くいかなかったり批判されたりすると、人格否定された気分になってしまう
  • 研究そのものよりも、研究によって得られる肩書きを目的に研究している

以下で、1つずつ詳しく説明しますね♪

1. 1つのことに1人でコツコツ取り組むのが苦手

皆さんもご存知の通り、研究はたいてい1人で進めていくものです。

そしてそれは、一朝一夕に終わるものではありません。

その意味で研究は、地道な作業との孤独な闘いとも言えるでしょう。

なので、

  • 日々新しい変化を感じたい人
  • 人と関わりながら仕事をしたい人
  • すぐに結果が目に見えて表れることに挑戦したい人

など、1つのことに1人で地道に取り組むのが苦手な人は、研究にはあまり向いていないでしょう。

2. 研究対象に、あまり自発的に疑問を投げかけられない

研究は、小・中・高・大学までのいわゆる「教わる勉強」とは違います。

大学院での研究は、自分で研究課題を見つけ、それらを解明しようとするところから始まります。

院での研究では研究対象に興味があるだけでなく、常に

  • 「もっと知りたい」という探究心を持つこと
  • 未解明点や疑問点を自分で洗い出すこと

が重要です。

うんうん、そうじゃないと研究の元となるものが生まれてこないものねぇ。

なので、研究対象について「なんで?」「これはどうなってるの?」と

自発的に疑問を投げかけるのが得意でない人は、研究には向いていないでしょう。

3. 自己管理をするのが得意ではない

研究は基本的に1人で進めるものです。

研究の内容や期限などは誰かから指示されて決めるものではありません。

院では卒業要件としてこなすべきノルマがありますが、指導教授を含め、周りがお尻を叩いてくれることはそう多くはないはずです。

院での研究は企業や組織のように勤務時間が定められていたり上からの指示があったりするわけではありません。

なので、労働時間や規則など、決められた通りに働きたい人には研究は不向きでしょう。

逆に言えば、決定権を持ちながら自分のペースで働きたい人が、研究に向いていそうです。

4. 上手くいかなかったり批判されたりすると、人格否定された気分になってしまう

研究をしていれば、上手くいかなかったり失敗したりすることは日常茶飯事です。

また、学会で発表したり論文を投稿したりすると、その研究について批判的な意見やコメントが飛んでくることも多いです。

そんな中、一生懸命書き上げた論文や研究について否定的なコメントをされると、自分の人格が全て否定されたと受け取ってしまう人もいます。

私も、投稿する論文の原稿について、指導教授からの辛口なコメントを読むだけでも「私はもうダメかも…」と毎回撃沈していました。
何度撃沈したことでしょう…笑

周りからの辛口コメントは前向きで楽観的にも捉えられるよね。
でも、なかなかそう思えない気質の人にはしんどい…笑

でも、軽い辛口コメントや意見がないとなかなか成長できないのも事実です。

これは研究に限らず様々な場面で言えることですが、研究では正解がなかったりうまくいかなかったりすることが非常に多いです。

なので、批判や辛口なコメントを後ろ向きに捉えて悲観的になりがちな人は、研究がツライ可能性が高いです。

ちなみに…研究は研究能力も大切ですが、それと同じくらい(あるいはそれ以上に)何を言われてもへこたれない力が重要だと言われています。

5. 研究そのものよりも、研究によって得られる肩書きを目的に研究している

研究を続けて業績を残すことができれば、ある程度安定した高い地位を獲得できることが多いです。

ということで、研究そのものへの興味というより、研究によって得られる肩書きを目的に研究をしている人もいるように思われます。

しかしその場合、研究そのものへの興味研究をしているわけではないため、どこかで研究に行き詰まってしまいがちです。

自分は何のために研究しているのか、何が目的で研究を続けるのか、もう1度自分に聞いてみよう!

「研究に向いていない」と思うのは、甘えや逃げかも?!

では逆に、「研究に向いていない」と思うのは、甘えや逃げの可能性があるケースってどんなケースかな?

それは、以下の4つのケースが考えられます。

【研究に向いていないと思うのは、甘えや逃げかもしれないケース】

  • 研究するのがなんとなく面倒
  • 指導教授や周りの先生から、少しでも批判的なことを言われたくない
  • 研究を始めたばかりで、研究についてまだあまりよく分かっていない
  • 研究が進まないスランプ期に突入し、一時的に気分がのらない

1. 研究するのがなんとなく面倒

研究は、ただ文献を読み込んだり論文を書いたりするだけではありません。

他にも図書館に行って調べ物をしたり、先生に相談に行ったりと、様々な作業をこなす必要があります。

皆さんは、その作業のうち一部が面倒だったりあまり好きではなかったりするために、研究に向いていないと思い込んでいませんか?

また、一時的にやりたくないなと思ってしまうこともあるでしょう。

いくらお餅が好きでも、食べたくない日があるのと一緒だよねー。

どんなことにも嫌な作業はつきものですし、やりたくないとモチベーションが下がる時期もあります。

それを乗り越えれば明るい未来が待っている!と信じて少しずつ頑張ってみてください。

2. 指導教授や周りの先生から、少しでも批判的なことを言われたくない

これは研究に限ったことではありませんが、どんなプロにも初心者の時代があり、そのプロたちはその道の先輩や先生などにダメ出しされて成長してきたはずです。

何かの分野で継続的に仕事を続けていく上で、少しくらい批判的なことを言われたりダメ出しされたりするのは避けられないでしょう。

もし研究から逃げて新しいことを始めても、そこからもまた逃げたくなってしまうはずです。

ダメ出しをしてくれるのは、自分に期待してるからだ!というように、それらを前向きに捉えよう!
少しずつ直していくようにすると、どんどん実力も自信もついてくるはずだよ♪

3. 研究を始めたばかりで、色々まだあまりよく分かっていない

研究を始めたばかりの頃は右も左も分からず、研究が嫌になってしまうこともあるでしょう。

研究の内容が整理できていなかったり、研究の方向性がなかなか見えてこなかったりと、わからないことだらけですものね。

そんな状態では暗中模索してみるしかないですが、研究は短期で成果が出るものではありません。

このように、思うように物事が進まない状態が続くと、研究をやめたい気持ちが出てくることがあります。

研究を始めたばかりという人は、自分の可能性を信じてもう少し粘ってみるのが良いと思います。

4. 研究が進まないスランプ期に突入し、一時的に気分がのらない

研究に限らず、スポーツ選手でも営業マンでも、頑張った努力が成果として実らないスランプ期があるはずです。

そんなスランプ期は、「頑張っているのに結果がついてこない」という理不尽な現象から、モチベーションが下がってしまうことも多いでしょう。

モチベーションが下がってしまうのは仕方ありません。

でも、スランプ期から抜け出さないと研究者として成長できません。

少しずつでもいいので研究を続けて、脱スランプを目指してみるのが良いでしょう。

「研究に向いていない」と思ったらやるべきこと

「研究に向いていない」場合、研究を続けていくのはキツイと思います。

実際、私もそう思いながら研究を続けて相当苦しかったですし、続けていたらどうなっていただろうと考えると恐ろしいです。

私や周りの経験から、「研究に向いていない」と後ろ向きな気持ちで研究を続けても良い成果を出すことはかなり難しいです

それに何より、自分の大切な時間がもったいなすぎます

一度きりしかない大切な人生だよ!
せっかくだから前向きに楽しく毎日を充実させようよ♪

そんな皆さんには、以下の方法がオススメです!

【「研究に向いてない」ならこれをしよう!】
・適職診断
・就職サイトへの登録

1. 適職(性格)診断をして、自分の適職や強みを客観的に知ろう!

「研究に向いていなさそう」なら、「何に向いているんだろう?」と思いますよね?

そんな時には、自分に向いている仕事がわかる適職診断がオススメです。

中でも個人的にはリクナビNEXTグッドポイント診断がイチオシです。

私はこれまでたくさんの性格診断を試してきましたが、その中でもこれは最高のクオリティです。

全8568通りの中から自分の長所を的確に無料ですぐに診断してくれます。

実際、私もこれで院をやめた後の進路を決めました!

ただ単に自分の性格を知りたい!と遊び半分でやってみるのも楽しいよ!

2. 就職サイトに登録だけでもしてみる

「研究に向いてない」とわかったら、就職サイトを利用するのがオススメです。

適職診断の結果や今までの経歴などをもとに、自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。

また、サイトによってはあなたの経歴を見てスカウトしてくれることもあります。

私は研究をやめるか迷っていた時になんとなく就職サイトに登録だけしましたが、

「研究を辞めても他の働き方はこんなにあるんだ!」とだいぶ気持ちが楽になりました

それから、スカウトメールが届くと地味に嬉しくなります笑

登録も無料でほんの数分で終わるよ♪ぜひ登録してみてね!

まとめ:「研究に向いていない」なら、方向性を変えてみよう!

上で紹介した「研究に向いていない」の特徴

【研究には向いていなさそうな人の特徴・ケース】

  • 1つのことにコツコツと取り組むのが苦手
  • 研究対象に、あまり自発的に疑問を投げかけられない
  • 自己管理をするのが得意ではない
  • 上手くいかなかったり批判されたりすると、人格否定された気分になってしまう
  • 研究そのものよりも、研究によって得られる肩書きを目的に研究している

このうちどれかに当てはまるなら、研究をやめて方向性を変えてみることをオススメします。

自分に向いていないことを続けても、明るい未来は開けない可能性が高いです。

それに何より自分の大切な時間と労力がもったいないです。

誰でも自分だけの強みは必ずあります。

その力を発揮できる場所探しをするために、勇気を出して一歩踏み出してみてください。

先ほどご紹介したリクナビNEXTのグッドポイント診断は、そんな助けになってくれます。

皆さんの将来が明るく充実したものになるよう応援しているよ♪
ぜひ勇気を出して一歩を踏み出してみてね。

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