近年、教員のブラックすぎる実態が明らかになってきています。
うんうん、twitterの教師のバトン事件でも、大変なことになっちゃってたもんね。
しかし、ブラックブラックと言われても、何がどうブラックなのか、分からない人も多いはずです。
そこで今回は、史上最強のブラック職場で激ヤセし、精神崩壊直前で退職した小学校の元教員A先生を直撃し、その実態を大暴露してもらいました。
果たして、そのブラックすぎる実態とは?
インタビュー形式でお伝えします。
この記事は、
【こんな人に向けて書いています!】
- 教員になりたいけど、「ブラックすぎる」と聞くから迷っている。
実態を知りたい。 - なんで「ブラック」と言われるのか、具体的な理由を教えてほしい。
こんな方に向けて書いています。
子供が好き、教えるのが得意、そんな思いで教員を目指そうと思っている方、必見です!
なお、A先生の事例は教員の実態全てに当てはまるわけではなく、あくまで一例だということをご了承ください。
1. 小学校の元教員 A先生 初配属先の職場がブラックすぎた
では早速、今日インタビューを受けてくれる方をご紹介しましょう。
今日のゲストA先生です。パチパチパチ👏
初配属先、同僚はゼロ、上司も超少人数のこじんまりした学校だったそうですね。
A先生は垂れ目で優しそうな雰囲気が漂ってるし、いかにも子供に好かれそう!
ふふふ。
そうかなぁ笑
しかし、小学校をなんと半年前後で辞めちゃったとか…。
A先生とはかなり長い付き合いだけど、そんなヤワなはずはないですよね。
責任感強いし。
一体何があったんでしょうか…。
2. 教員がブラックすぎる理由
A先生は、教員がブラックすぎる理由について語ってくれました。
【ブラックすぎて辞めた理由】
- 業務量が半端なくて、早朝から深夜近くまで仕事に忙殺された(給食もろくに食べられないほど)
- 固定残業代で、いくら残業しても残業代は上がらなかった
- 職場の人間関係が悪すぎた
(新人なのに周りの先生はサポートしてくれず、プレッシャーばかり感じた) - 理不尽な保護者の対応に追われた
わっ、仕事量が半端ないのに残業しても残業代がもらえず、仕事場の人間関係も険悪モードって…なんですかその職場!!
正真正銘のブラックですね。
そうそう、救いようのないブラックでしたよ。
でも、こういうのを経験してるのって私に限ったことじゃないんですよね〜。
2.1. 証言① 業務量が半端なくて、早朝から深夜近くまで仕事に忙殺された
教員は「子供や学生に何かを教える」ことが仕事ですが、それは仕事の1つであって、他にも山ほど仕事があります。
例えば小学校教員の場合は、他にどんな仕事があるんでしょう?
宿題のチェックをしたりテストの採点をしたり、連絡帳を書いたり、あとは保護者への配布物を作成したり…1つ1つの作業に時間がかかるので、全体にすると莫大な時間になります。
なるべく早く仕事を終わらせたいので、早朝に職場に行っていたんですが、それでも毎日深夜近くまでかかりました。
寸暇を惜しんで仕事をする感じです。
なので、給食の時間にも仕事をして、給食は5分くらいで食べる(…というか、忙しすぎて食べ物が喉を通らないですし、あまり食べられていませんでした。)
結果、激ヤセ。周りからも「大丈夫?」と言われるほど、げっそりしました。
うぅ…早朝から深夜近くまで休みなく働いて、あのおいしい懐かしの給食もろくに食べられないとは…。
新人で仕事に慣れていなかったり、勝手がわかっていなかったっていうのもあると思うんですけど、周りの先生のサポートがなかった(むしろ、ネガティブなことをたくさん言われた)のもあって、肉体的にも精神的にも本当にきつかったです。
2.2. 証言② 固定残業代で、いくら残業しても残業代は上がらなかった
教員には、給特法という法律が適用されます。
給特法とは正式名称を「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」といいます。
これにより、公立学校に勤務する教員について、簡単にいうと次のことが定められています。
- 公立学校の教員には、給料月額の4%相当の教職調整額が支給される
- その代わり、休日勤務手当や時間外労働手当などは支払われない
つまり、公立学校の教員は残業をしてもしなくても、毎月のお給料に固定残業代が少々上乗せされるけど、その代わりいくら残業してもその残業代は支払われないよ、というものです。
それで、教員は「残業働かせ放題」とも言われています。
仕事ってお金のためだけにするものではないけど、働いた対価としてそれに見合った報酬をもらえないと、自尊心が低くなりかねないよね。
そうそう、自尊心が削がれすぎると、心が危なくなります。まずいまずい。
2.3. 証言③ 職場の人間関係が悪すぎた。新人なのに周りの先生はサポートしてくれず、プレッシャーばかり感じた
私の場合、赴任先がかなりこじんまりしていて、同僚がいませんでした。
新人で色々分からなかったり慣れなかったりすることも多くて、相談したり質問したりしたかったので、困ったなぁと…
そこで、副担任の先生とかに積極的に聞いてみたんですが、なんとびっくり、ほとんどサポートしてくれないんですよ!
え〜〜!!
で、仕方ないから自分で試行錯誤してやるんですが、業務量が多い中でそんなに非効率なことやってると本当に仕事が終わらない…
孤立無援状態で、涙が流れました。
うわー、それ精神的にかなりやられるやつですね。
で、その周りの先生たちも、ノータッチならそれでまだ諦めがつくんですが、助けてほしい時とかアドバイスを求めてる時に何も言わないくせに、余計なところで口を挟まれちゃって…。
例えば、「これはこうじゃなきゃダメ」とか、「なんでこんなことしたんだ」とか「これもあれもやっておいてね」とか。
そうすると余計な仕事がどんどん増えますし、「あぁ、こうしなきゃ後から怒られるんだな」とプレッシャーを感じました。
責任感の強い人ほど、押しつぶされちゃいそうですね。
私も未熟で、色々不十分なことはあったと思うんですけどね…
あとこれは、職場の運にもよると思います。
若手の先生は他の世代よりも離職率が高いって聞きますが、こういう職場の人間関係なんかも関係しているのかもしれませんね。
2.4. 証言④ 理不尽な保護者の対応に追われました
過労、残業働かせ放題、険悪な人間関係、これに追い打ちをかけるかのように私を攻めてきたのが、保護者からの理不尽なクレームでした。
最近よく「モンスターペアレント」が社会でも取り上げられて問題視されています。
あ〜。わがままで理不尽な保護者って、話が通じないみたいですね。
実際、どんなのがあったんですか?
この時の後遺症に苦しむのが嫌で、当時の記憶を強制消去してしまったので具体的にそんなに多くは思い出せません。
でも例えば、
- 運動会の直前に、「使う曲を変えろ」と言ってくる
- 席替えについて口出しする など
私が在職していた短期間でも、理不尽な保護者からの「ご意見」はたくさんありました。
この問題は闇が深くて、なかなかなくならなさそうですね。
全国の教員の皆さん、全力で応援しています!
3. 教員のブラックすぎる現状
A先生、インタビューを受けてくれてありがとうございました👏
教員がブラックすぎると言われていたり、実際A先生が短期間で教員を辞めた理由がわかった気がします。
ハンパない業務量に忙殺されたり、残業してもそれに見合った残業代が出なかったり、職場の人間関係が険悪だったり、それに加えて親も理不尽なことを言ってきたり…問題が山積みなんですね。
これだと、ただ「子供が好き」とか「教えるのが得意」とかそういう理由だけでは教員は務まらなさそう…。
それで結局A先生は教員を辞めましたが、その後どうなったのでしょう?
そのお話もぜひ聞きたいですよね?
A先生は転職活動をして無事一般企業に就職でき、今はとても幸せな生活を送っています。
転職活動の裏話や成功、失敗談などをまとめた記事を、後日アップロードします。
お楽しみに〜♪
最後まで読んでくれて、ありがとう。
ぜひまた来てね!